ドイツ国家検定通訳翻訳士

通訳業務について

異議審判・無効請求訴訟の通訳業務に先立って,基礎背景知識として欧州・ドイツ・日本の特許法,またその基盤をなす各国の法制(民訴法・商法・物権法・債権法など),EPC/PCTを初めとする各種国際特許条約ならびに該当技術分野の基礎知識を踏まえ,それぞれの個別案件に関する以下の準備作業を行います。

本件特許の分析

  • EP/DE出願と対応日本出願の用語対照
  • 請求項構成要件分説二ヵ国語/三ヵ国語対照
  • 明細書に記載の先行技術・引用文献の解析
  • 発明が解決しようとする課題についての記載内容確認
  • 実施可能要件関連記載内容の確認
  • 実施例の整理

先行文献の開示内容確認(技術分野・課題・請求の範囲・明細書・実施例)

準備書面の解析

  • 請求の趣旨(主位的請求・予備的請求)
  • 異議事由・無効事由(実施可能要件・新規性・進歩性)ごとの論旨の整理
  • 補正文言の新規事項追加・明確性要件に関する論旨の整理
  • 公然実施の主張がある場合にはその論旨整理
  • 援用されている審決例・判例の内容確認

EPO/連邦特許裁判所の暫定見解書解析

上訴審案件の場合には,前審判決/決定書の論旨確認

 

特許侵害訴訟の場合には以下の内容が中心となります。

本件特許の分析

  • EP/DE出願と対応日本出願の用語対照
  • 請求項構成要件分説二ヵ国語対照

構成要件ごとの侵害の事実に関する主張の整理

援用されている審決例・判例の内容確認

被告から無効論主張があり手続停止請求が行われている場合には,無効請求訴訟の状況について上記の内容を確認

知財通訳翻訳 井上英巳